名刺は使うものではなく使われるもの
Day 1Y+ Day8
今年、名刺交換させていただいた方が300人以上。毎日お一人とはお会いしている感じです。申し訳ないことに、お名前と顔を一致させるのが非常に難しく(記憶力崩壊?)、そのためにも名刺は大切な備忘録ツールです。
とは言え、無造作にいただいた名刺を保管していても、うまく利用できないんですよね。素敵な名刺管理ソフトが世の中には一杯で、デジタル記憶させておくのが良いと、アドバイスもいただくのですが、いかんせん昭和営業スタイルが身についているせいか、アナログ手法でまずは名刺ホルダーに。…で、結局、あの辺に入れたはずなんだけど、どこだっけ? ってことになります。やれやれ。
以前は取引先の会社名毎に整理していれば事足りていたんですが、今は「個人」ベースでお付き合いさせていただくことも多く、なかなかに分類が難しいです。なので、単純にお会いした時期で整理し始めています。そうすると、昔にお会いしたものの、その後連絡とっていない方が明確になりまして、
「あ、これはご縁が無いんだな」
と、整理する踏ん切りがついて結構いいかも。…って思ってところで、はたと気づきました。
「あ、私の名刺もこんな感じで"整理”されっちゃってるんだろうな」
そうです。名刺ってその時点での単なる紹介ツールであって、決して人脈の証でもなんでもないんです。300人以上の方にお会いしたからと言って、相手の方とちゃんと関係ができているわけでもなんでもありません。相手の方が、久しぶりに名刺を見た時に、
「あ、しばらく会ってないから会いたいな」
と思わせるぐらいでないと、名刺を残してもらう意味がないということですね。
名刺は使うものだと思っていましたが、使われるものと自覚しました。
びっくり仰天! 全国紙デビュー…の巻
Day 1Y+1
本日より、退職起業後365日+1日目となりました!
パチパチパチ(一人拍手w)
実は記念すべき起業記念日の2日前、12月18日(金)に、びっくり仰天! 日本経済新聞に独立後の取り組みを掲載いただきました。
本格的にカタチにしていくのはこれからですが、関心が高まっていただける機会になったら、本当に嬉しいです。素晴らしいご縁の賜物です。
当日Facebookに掲げた御礼と補足説明少々(実は長い?)を、こちらにも掲載させていただきます。
こちらのブログに訪問いただいている皆様、今後とも応援&激励、どうぞよろしくお願いします‼ そして何かご一緒できることがあれば、ぜひ‼
(以下FB掲載内容)
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本日の日本経済新聞の朝刊に、記事掲載いただきました♪
鳴りやまない(大袈裟かw)メール着信音や、いいね!メッセージに、正直舞い上がっています(^^;)
起業後の活動をこうして取り上げていただけること自体に、とてもありがたいご縁を感じています。
折角の機会ということで、こちらで少し(長い?)補足説明させてください。
記事にある「キャリア講座」とは、以前からご紹介している「丸の内プラチナ大学」のことです。こちらの取り組みは、エコッツエリア協会さんと三菱総研さんとご一緒させていただき、昨年12月より単発イベントの開催を経て、来年4月あたりでの本格開校を目指しているものです。
http://www.ecozzeria.jp/events/platinum/
*こちらのURLからよろしければ詳細ご確認ください。
「失業に備える」といったきっかけにとどまらず、会社人として培ってきたスキル、ネットワークといった経験という「財産」を色々な形で社会に活かすことを実感し、社会と、何より自分を元気にしていく機会(企画メンバーでは滑走路とかベースキャンプとか称しています)を提供できればとの趣旨です。転職や起業だけを勧める取り組みではありません。
また、大企業に30年勤めた私が退職してからこそ思うのは、大企業の持つ素晴らしい「潜在力」です。人であったり技術であったり…。これらをもっと既存の商品やサービス以外に社会と意図的に交じり合わせることで、新しい事業がどんどん生まれると確信しています。ソーシャルイノベーションとビジネスは相反するものどころか、まさにソーシャルイノベーションそのものがビジネスだと私は思っています。
Social Innovation for Business!
思えば、これをやりたいんだと宣言してからもう一年以上過ぎちゃいました(^^;)
とまぁ、苗字の割には熱い想いをぶち上げていますが(笑うところ)、実態は今期も「極貧極上」の事業年度が続きそうです。事業収入に一円でも貢献できそう話(勿論上記目標に向けてですが)には、ひょいひょい伺いに参りますので、ぜひぜひこんなことあんなんこと、お声掛けください。
…そうです、営業トークも忘れない根性だけはこの一年でしっかり身につけました((((^^;)
皆さまからいただいたご縁大切に(結構、不義理もしていると思いますがごめんなさい)これからも、「いっちにいっちに」と進んでいきたいです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
長文! 失礼いたしました。
フィギアスケートの報道に大企業の新市場創造の難しさを見た…かも?
Day +363
何とも、夕刊紙的なタイトルです(^^)
フィギアスケート観戦歴、ジャネット・リンの札幌オリンピックから数えること云十年の私ですが(単に昔から好きでしたというだけのことですけど…w)、今回の羽生君と真央ちゃん(スケートファンの心理として”君”付け、”ちゃん”付けお許しを)には、本当に感激させていただきました。グランプリファイナルの演技のことです。
羽生君は仰天の内容で、「世界歴代最高点!」といった報道でご存知の方も多いのでは。逆に真央ちゃんは「史上ワーストの最下位‼」といった見出しを見られた方も。そうなんです、二人の「結果」は報道としては真っ二つに分かれる感じでした。
羽生君も真央ちゃんも、今や、稀代の「コンテンツ」になっていまして、評価が何であれ二人を取り上げれば間違いなく「数字」が取れる状況です。TVでは「中継番組」の体裁をとりつつ、二人の「これまでの」ストーリーや今日の様子を中心に時間が使われています。これ、ドル箱事業に過度に寄りかかっている大企業に見えなくもないんですよね…。
私も真央ちゃん大大大好き、羽生君の凄さにも惚れています。でもでも、フィギアスケートの楽しさって、もっともっと深いんだとも思っています。
音楽と超人的な身体能力の合わさった「演技」はクラシックバレーやヒップホップの神業ダンスを見ているような魅力があります。ペアやアイスダンスも二人で奏でるハーモニーに、ウルウルしちゃうことが何度もあります。しか~し、こうしたフィギアスケートの面白さのほとんどは「3連覇なるか?」「4回転成功!」「5勝目は果たして?」との見出しやコメントの中に埋もれていきます。
真央ちゃんも羽生君もやがては、澤さんのように引退の日を迎えます。ドル箱の既存事業は、永遠に続くことはないのです。新市場の創造は、地道に仕込んで置く必要があるのではないでしょうか。それは、期待の新星が偶然のように現れるのを待つことではありません。自ら市場を作っていく、育てていく姿勢。フィギアスケートで言うなら、ドル箱の二人の報道で「数字」を稼ぐだけでなく、競技自体の面白さをもっと伝える工夫をすること。例えば、曲と振付の話を深めてみるとか、解説音声を字幕にするとかだけでも随分とフィギアスケートの面白さって増すと思うのです。スター不在でも、ファン層を常に確保しておく(=市場規模を拡大しておく)ことが大事です。
一年のブランクを経てトリプルアクセルを成功させる真央ちゃんや、ミスのない演技をあの難度でやり遂げてしまう羽生君は、もう存在自体が「奇跡」ではないかと思います。このあり得ないような人気絶頂のこの時期だからこそ、もっと底辺を拡大しておくことが必要ではないかと。儲かってしょうがない時ほど、仕込みの工夫が大切なんです!
うーん、弱小零細企業家のコメントなので説得力ないかな?
いちフィギアスケートファンの与太話ということで、お聴きいただければと(^^;)
創立記念日! 「いっちに、いっちに」
Day +358
昨日の12月12日は、弊社、合同会社志事創業社の設立記念日でした!
これまで「0歳起業家」と自称していたのですが、これからは「一歳企業家」に衣替えしないといけませんね…(^^;)
一年間を振り返って一言コメントするなら「極貧極上の初年度」という感じです。
金銭的価値につながるような成果がほとんど出せず、一年目は完全に赤字基調の結果で、まさに「極貧状態」。しょぼ~ん。
でもでも、この一年間でいただいた機会や、ご縁、そして可能性は本当にバラエティに富みワクワクすることばかりで、「極上」という言葉以外、浮かばないです。数値指標に置き換えられたら良いのですが、名刺の数ぐらいしか思い浮かばず…。
いずれにせよ、二度とできない一年目ですので、ちゃんと「記録」に残しておくようにいたします。(年次報告書ですな!)
ハイライトとしては、『丸の内プラチナ大学』と『成長請負人(Growth Cotoractor)講座』の開校(開講)にがっつり企画から関わらせていただいたこと。新しい取組みにチャレンジでき、形として世に出せたこと、本当に嬉しい「成果」でした。
丸の内プラチナ大学 | イベント | ECOZZERIA 大手町・丸の内・有楽町 サステイナブルポータル
「成長請負人」Growth Contractor講座|起業家・社会起業家を育成するビジネススクール 社会起業大学
他にも、環境新聞で『CSR進化論』と題して、コラム記事を”朋友”塚本さんと一緒に書かせていただいたこと(月一にて連載中!)なども、素晴らしいご縁からでした。
爆速どころか、巡行スピードにも程遠い歩みですが、もともと「いっちに、いっちに(12月12日)」と、ゆっくり、じっくり周りの景色を楽しむことを志しての起業でしたから、来期(あ、もう今期か)もこんな感じかと、何せ来期計画もまだちゃんとできていないし…。せめてブログの投稿頻度は週一は最低目標値として遂行せねばいけませんね。
こんな志事創業社へのご関心、そして初年度のご支援、本当にありがとうございました。来期は今期より、行ったり来たりはある(だろう)ものの、確実に前進していく所存です。引き続きぜひぜひ、お力添えをお願いしま~~す!
臼井清
志事創業社 代表
グローカルの力!(佐渡編)
Day +341
先日、人生初めての佐渡島に行ってきました♪
「志事」関係の出張です(^^)
学名Nipponia nipponとあるように、日本を代表する鳥。一時期、絶滅の危機に瀕しましたが(2003年に日本産のトキは絶滅、その後中国産による人工繁殖を経て)今では、野生のトキとして佐渡の空を羽ばたいています。おかげさまで、稲刈りの終わった田んぼの上をすいすいと飛ぶトキにお目にかかることができました。
トキと共生していくには、広い田んぼが必要ということらしく(餌となるドジョウなどがちゃんと生育できる環境が一定以上確保されている事が必須)、当然、広い田んぼから生まれるお米が「産業」として成り立たないといけません。トキが食べれるように、人間も”食べて”いかないといけないわけですから。
お米の市場は、素人の私でも何となくイメージできますが、日本では縮小トレンド。ブランド米と呼ばれる美味しいお米も、国内にとどまっていればパイの食い合いになってしまいます。そこで、直接海外の市場を開拓しようという動きになるわけですが、普通はなかなか思い切れないところだと思います。
今回訪問させていただいた、佐渡相田ライスファームさんは、そんな挑戦を実施されていました。(ご関心ある方は下記のURL参照ください)
感じたのはグローカルの力!
「トキを絶滅から救おう!」といった感情に訴える話と、経済的にも成り立つ絵を、地道に描き続ける努力。結果論だけ(しかも成功例だけ)しか見ていないと、この組み合わせをなかなか実感できないものだと思いました。
何せ、佐渡島といったって、”内陸部”の田んぼはメッチャ広くて、とても島とは思えないし…。実際に行われいることを理解から納得、共感につなげていくには、五感で感じる機会が必須なのかなと思います。
ローカル(≒身の回りの社会)をより良くしていくには、外に開いた大きい絵を描かないといけないし、少しづつ根気よくできるところから積み上げていかないといけないのだと、学びました。
「0歳起業家」も、もうすぐ「1歳起業家」になりますが、いろんな意味で「グローカル」にいきたい(行きたい/生きたい/活きたい)と思いました。
それにしても、佐渡、良かったわ~♪♪
シニア・サラリーマンにお勧めの映画 「三選」
Day +317
映画はどこで観ますか?
今やスマホで映画を楽しむことも当たり前のようですが、昭和に多感な時期を過ごした世代としては、やはり映画館で観るのが今でも王道です。昨今シネコンなどは、古(いにしえ)の名画座などに比べると居心地も格段に良くなりましたが、あの開映前の照明が落ちた時のドキドキ感は今も昔も変わることがありません。
さて、そんな昭和?なサラリーマン諸氏に、映画館で見て欲しい勝手にお勧めの映画「三選」です。・・・実は、昨日観た映画『マイ・インターン』が、とっても素敵でしたんで、この際同じジャンル?でまとめておこうかと(^^;)
■定年迎えちゃったけど、もう少しドキドキと仕事したいんだよね
『マイ・インターン』The Intern 2015年
これ、いいっすよ! 「こんなシニア人生を私も送りたい!」と、勘違いおやじ増殖間違いなし。お疲れのシニア・サラリーマン諸兄にエネルギー充填の映画でした。まぁ、ロバート・デ・ニーロのようなシニアになるのは至難の業でしょうし、アン・ハサウェイのようなビジネスウーマンとお近づきになるという設定は現実にはあり得ないってことかと思いますが(^^) それでも、愛されシニアになるための秘訣満載なので、多少真似できそうなところも。
・出しゃばらず必要な時にだけ的確なアドバイス
・新しいものにも進んでチャレンジ、でも古き良きスタイルは維持
・笑顔を絶やさず、決して大声でどなるなんてことはしない
・流行は追わないけど、見た目にはちゃんとこだわる
・・・やっぱり真似できませんね(^^;)
■俺の仕事人生ってなんだったろう?
『ライフ』THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY 2013年
地味な仕事をこつこつと継続しててきたところで、何とリストラ!
正直、かっちょいよい映画にはなりそうもない出だしなんですけど、これがすっきりさわやかの展開に。ラストシーンで泣けないサラリーマンは、私なら信用しませんよ(^^)
人生で積み上げてきたものが、決して「貯蓄額」なんて話でないことが、とってもよくわかる、真面目なサラリーマンへの応援映画!
■どうだい、飛ぶ鳥を落とす俺の仕事ぶり・・・でもちょっと居心地が悪い?
『マイレージ・マイライフ』UP IN THE AIR 2009年
ジョージ・クルーニーなら、そりゃぁ仕事できますよね。のりにのってます(飛行機の搭乗にかけてますw) 人から恨まれるのも仕事の内と割り切れる、やり手ばりばりの男。そんな彼がちょっとしたきっかけで、これで良いのかと自問するあたりから、かなぁりいい話に。
「ああ、最後までクールでいてくれよ!」と感じる方は、まだまだのし上がれるエネルギー満載ということで、この映画の必要性は無さそう。自分の人生。ちょいと立ち止まって、これからの道を考えてみようかなという時にこそ、最高の映画!
しかしなんですね。それぞれの映画見た時が、自分の人生とこうもリンクするかね、ということでびっくり!
『マイ・インターン』 私、会社退職して起業しちゃいました
『LIFE!』 私、社内失業(家?)してました
『マイレージ・マイライフ』 私、出張に行く国際線の機内で観てました
え? それが勝手な勘違い?
まぁ、すべからくご都合おやじの勝手コメントですので、ご容赦ください。
プレゼンテーションの基本おさらい
Day +316
"志事”柄、色々な組織の方にお会いするようになりました。
会社人の頃には、「部活」でしかお話する機会のなかった、NPOの方々とは、今ではすっかり「本業」でやり取りさせてもらっています。
そこで、感じることは、NPOのリーダー皆様のプレゼンテーションの上手さ!
会社で〇〇長とタイトルがつくようになると、プレゼンンの機会も増え、それなりに経験を積むので、割に自信を持っていたりするケースもあると思います。実は〇〇長って、恵まれている環境でプレゼンしていることを忘れがちです・・・というか気づいていないかも。少なくとも私は会社にいる間は意識してませんでした。すなわち、「こちらが話している事を、積極的に理解しようとしている方々」を相手にプレゼンをしていたことに。
会社の偉い方のプレゼンは「業務指示」でもあるので部下は必死、お客様は交渉事なので真剣、関係業者は業務への関わりを考え傾聴・・・。ところが、NPOではそうはいきません。ほとんどの場合は「何であなたの話を私が聴かなければいけないの?」という方々を相手にプレゼンしなければいけないからです。そう、会社人(特に〇〇長)のプレゼン経験とNPOリーダーのそれは、ハードルが全然違うんですよね。鍛えられる環境が違うので、必然、NPOのリーダーの方はプレゼンが上手になる。
ということで、この一年間で改めて学んだり気づいたプレゼンの基本を、メモがわりにまとめておくことにしました(^^)
1.プレゼンの成否は準備の段階で半分以上が決まる
相手先の調査,資料用意,リハーサル等、本番の前の時間の方が圧倒的に長い!
この時間の使い方が大事
2.言いたいことを伝えるのがプレゼンの目的ではない
相手先にプレゼン後に何らかの期待アクションをしてもらうことが本来の目的!
相手先の聞きたい事を伝えることが必須
3.欲張って詰め込むのは何も語らないことよりも悪い
情報量を入れ込み過ぎると、ノイズとなってネガティブな印象になることも
メインメッセージを決めてシンプルに
4.誰が話しても同じ内容ならやらなくても良い
あなた自身を理解してもらう事が、相手先からの共感を引き出すポイント
自分でなければ語れない要素を入れること
5.見えるように表現し、聞こえるように話す
資料はちゃんと相手先に見えるか? 話し言葉は聞き取りやすいか?
相手先になりきって自身のプレゼンを評価する姿勢を持つこと
まぁ、当たり前のことばかりなんですが、これを徹底することが大事なんだと、つくづく思っている次第です。そして何より、プレゼンを磨くことで、本人とその組織もどんどんブラッシュアップしていくんです! この効用は以前にこちらのブログで触れたのですが、本当、ここ実感です。
「個人と組織を鍛えるプレゼン研修」
これ、志事創業社のビジネスメニューに入れちゃおうっと(^^)/