会社を使う人 会社に使われる人 ①
Day 1Y+140
GW明け♪ やっと仕事ができると喜びに浸っている人も多いのではと…いや、本当に。
会社勤めの方(いわゆる大企業の方)から「起業ってどう?」という相談を受ける機会が、最近続いています。確かにこれだけ色々と「先の心配」をメディアで煽られたりすると、これからのこと考えちゃいますよね。勿論、それはそれで良い事だとも思っています。ある日突然(大抵は以前から分かっているんですが)会社を辞める日を迎えるよりは。
そこで、今回から、ちょっとシリーズ風に、キャッチ―なタイトルで「会社勤め」のキャリアに関する雑感、というか、「今だから正直に語れる自分のああしておけばもっと良かったかも談」を書いておこうかと(^^;)
会社勤めの時は、「時間で縛られる働き方って良くないよなぁ~」と思っていました。9to5で8時間 × 250日(年間)労働が基本で給料もらっているって、何か時間を売っている感じがして嫌だったんですよね。「裁量労働、凄くいいじゃん! 短時間で成果あげてこその"優秀社員”でしょ!」ってマジで思ってました。でも会社辞めると、平等にある資産って本当、時間だけなんだと痛感します。才能が無尽蔵にある人もそうでない人も一日24時間だけは平等なんです。時間をいかに質よく使うかは、まさに死活問題です。
「あれ? だからこそぐずぐず時間だけ使ってお金もらっているような働き方が良くないと思っていたんじゃないの?」
そうなんです、結論はそうなんですが、そこに至る過程に誤解と言うか勘違いがあったのかなと。
会社勤めで、毎月定額の固定給をもらっていると、時間と成果の関係が凄く見えにくくなってくるんです。例えば、新規ビジネスの企画を立てるとしましょう。調査から始まり企画書にまとめ、社内でプレゼンする…ここまでの作業時間に給料が出ないと言ったら、こりゃぁ労働争議もんですよね。しかし零細起業家はここまでの作業で何時間かけようが一円も入ってきません。会社員なら「ただ働き」している時間です。
「そんなの当たり前でしょ! 商売になる前にお金もらえるわけないじゃん」
その通りなんです。会社も組織全体でみれば、過去の作業時間の蓄積が現在の稼ぎにつながっているからこそ、「ただ働き」の時間が無いように見えるんですよね。MBA的に言うなら、キャッシュフローを厚く回せるのが会社の組織力ということになるわけです。ここ、意外に見落としがちな、あるいは勘違いポイントではないかと。準備(弾込め)の時間にもちゃんとお金が出ているという事実を認識してこその「成果主義」です。
自転車操業でない組織に居ればこその密度の高い仕事ができる環境! ここに気づけば、会社を使ってもっといい「志事」してたのかなぁと…あ、時間と成果にシビアにならなければいけないのは、今も変わらずでした(^^;)