シニアリーマンリアル起業日記  「志事」を創業しよう! 

人生100年時代。「志事(しごと)」を色々な形で生み出し、歳を重ねるごとに働くことを通じてかっこよくなる大人をどんどん増やすんだい。という野望を持ったシニアリーマンの起業奮闘ぶりを、リアルに綴ります。これからのキャリア開発を考えるサラリーマン皆様に、ロールモデルならぬ抱腹絶倒のネタを捨て身?で供給するブログです。  *志事創業社のHPはこちら http://age100.tokyo/aboutus/

ビジネスパーソンは昔も今もスポーツでコミュニケーション…が定番?

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Day 1Y+97

オリンピックイヤーのせいか、スポーツの話題が気になる今日この頃です。

 

フィギアスケート観戦を趣味と公言している私としては、当然、今週から始まる世界選手権が気が気ではありませんが、それはともかくとして、スポーツって、人のつながり特にビジネスパーソンをつなげるコミュニケーションツールなんだなぁと改めて実感したいというお話。

 

体育会系のノリというわけではありませんが、昭和サラリーマンデビューの私の時代は、何と言ってもゴルフをたしなむことが会社社交界?の常識。大抵職場や上司の名前を冠した〇〇コンペというのがあって、新人はコースでも宴会会場でも走る!…というのが定番でした。今から考えると「パワハラか?」という疑いの場面もあったかと思いますが、強面のおじさん達の面倒見の良さを味わえたり、意外な優しさを感じたりして、職場に戻ってからも親密感が増していたなんてことが結構ありました。ゴルフにまつわる定番おやじギャグや、うんちくのたぐいも「先代」から受け継ぎ、共通のネタとしてチームの雰囲気づくりにも、貢献していたかもです。

どんなスポーツであれ、共に汗を流すというのは、チームビルディングには効果的でしょうが、当時は誰もが有無を言わさずゴルフというのが、ある意味、ぶれないポイントでしたね。職場や自社に限らず、会社人の必須アイテムとして常識となっていましたから。

 

そんなサラリーマンと言えばゴルフという時代はとうに過ぎて、(噂によると最近はリタイア組を中心にゴルフブーム再来という話も聞いておりますが)多種多様なスポーツをそれぞれに楽しむようになった結果、最近はある一つのスポーツで話題を共有できるということはなくなったように思っていました。あ、勿論、五郎丸とかありましたが、あくまでもあちらは観るほうの話題ですから(2019年ごろにはやる方になってたりして)

 

ところが先日、「ダイエット・ジョギング始めました~」と宣言したところ、思わぬ反響が。「ここのコースがいいよ!」「こんな準備体操が効きます!」「一緒に走ろうよ!」…♪ 知らなかったです、今やランニングは、ビジネスパーソンの必須アイテムだったんですね。取り残されていたことに、全く気付いておりませんでした(^^;) 東京マラソンがなかなか抽選に当たらず走りたくても走れないといった話は知っていたのですが、自分が(少しだけど)始めたことで、ランニングの人気を実感したしだいです。おかげさまでコミュニケーションの巾、ぐぐーんと広がりました。こうなると、次代に引き継ぐような鉄板おやじギャグも、ランニング界隈でも出てくるに違いありません。私も今から仕込んでおかねば…え? 実は既にある? 知りたいっす(^^)/

 

何にしても、ビジネスパーソンは今も昔もスポーツでコミュニケーションが定番…かもしれませんね。

高校の教壇で、「励ます(エンカレッジ)」を学ぶ。

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Day 1Y+86

先日、高校の教壇に立つという経験をさせてもらいました。社会人先生による特別授業の機会で、NPO法人ブラストビート  http://blastbeat.jp/blastbeat/

が主催(企画)したものに、お声掛けいただいたという次第。

社会人先生の授業というと、体験談を「講演」するイメージですが、今回は、ブラストビートのプログラムで、グループワーク主体のもの。社会人先生の自己紹介が10分程度あるものの、基本はファシリテーターという役回りです。

 

実施先の高校は、都立蒲田高校。「エンカレッジスクール」の一つです。

「エンカレッジスクール?」私は、今回初めてその名前と存在を知りましたが、東京都教育委員会のHPから検索していくと

 小・中学校で十分に能力を発揮できなかった生徒のやる気を育て

 基礎基本の定着と学力の向上を目指した、学び直しの学校

という説明がありました。現在、都立高校の5校が指定されているようです。

 

実際の授業開始前に、担任&副担任の先生に話をお聴きすると、「グループワークができるか、正直心配しています。意見をうまく言えるか、それをまとめることができるのか…」 発達障害と診断されている生徒もクラスに複数いるなど、”普通の授業”がしにくい環境であることは間違いないようです。実際、ベルが鳴っても着席しない生徒がいるし、先生が話を始めても、ジャージを投げ合って遊んでいる生徒がいたり…。これは確かに大変だぞと思いつつ、「今日は笑顔を絶やさずやりましょうねぇ~」と、いささか不自然(多分)な笑顔をこちらが浮かべて、いざ授業開始!

 

…で、実際に終了後、私は自身の先入観というものに気づかされることになりました。

 

歩き回っている生徒がとってもいいアイデアを口に出したり、発言を全くしていない生徒がみんなの意見をまとめて書いてくれたり、おしゃべりに夢中になっている(ように見えた)生徒がしっかりとおやじギャグに反応してくれたり…。まぁ、おやじギャグへの反応はどうでも良いのかもしれませんが、最初の印象とは異なる、生徒の素敵な面を沢山見ることができたのです。グループワークの発表もユニークなものが多く、感心させられてしまいました。「能力の低い子を何とか引き上げる」ための「エンカレッジスクール」なのかと思い込んでいたのですが、生徒の可能性をちゃんと見つけてあげるための学校なんですよね。授業終了後のアンケートにも、「優しく教えてくれて、とても楽しかったです!」とか「うるさくしちゃってごめんなさい」なんて気遣いの言葉まで。

 

でも、自分が一番勘違いしていたのは先生方に対する印象でした。最初は、「ちゃんと授業受けられるように、もっと教えてあげないと」と思ったし、途中からは「こんなに沢山いい面があるのだから、もっと引き出して欲しいなぁ」と考えたりもしたのです。でも、授業が終わって、全力疾走の後のようにどっと疲れている自分に気づいた時、少し分かった気がしました。「こちらがエネルギー全開で相手(生徒)に臨まない限り、内にある可能性のかけらも引き出せないんだ」 休み時間挟んでたったの90分の授業でこれだけエネルギー使い切ってしまうような現場で、先生方は、毎日この挑戦に取り組んでおられる。励ます(エンカレッジする)ということは、まさに身を削るような真剣勝負なんだなと。

 

メガホン持って「頑張れ!」というのが励ますことと思っていたら、とんでもないことだと実感しました。せめて、思い込みで曇った自分の目を少しでも磨きなおして、今まで見えていなかった豊かな可能性を見いだせるようになりたいなと思った次第です。高校の教壇は教えるところではなく、教わるところでした。

 

あ、あと一つ、大事な感想が。今回ご一緒させていただいた他の社会人先生たちが本当に魅力的だったのです。大人も惚れるような方々は、やはり生徒たちからもすぐに慕われていました。エネルギーがあふれるばかりの大人、やっぱりいいですよね~♪ 

 

知らないことこそ力になる!

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Day 1Y+76

シニア起業をする際には、やはりこれまでの経験やスキルを活かしてというのが基本だと思いますが、意外にこの考えも「曲者」だなぁと思うことがしばしば。

 

まず、何せ「起業」なんて未経験なものですから、どうしたって「知らないこと」ばかりと遭遇するのが必然です。税金やら社会保険の関係から始まり、それはもう小さいことから、事業が果たしてうまくいくのかどうかなんて根本に関わることまで…。

勿論、事前にある程度準備するにせよ、それが役に立つという保証は何もなく、色々考えだしたら「知らないこと」に向き合うこと、つまりは「新しい事」になんて挑戦しなくてもいいかなぁという判断になりやすいです。

この「知らないこと」に対する、気持ちの持ちよう(マインドセット)が、起業にはとても大事なんではないかと思っていたところ、とっても良い本に出会いました。

 

『「無知」の技法』 スティーブン・デスーザ, ダイアナ・レナ― 著

「無知」の技法 Not Knowing | スティーブン デスーザ, ダイアナ レナー, 上原 裕美子 | 本 | Amazon.co.jp

“私たちが未知を恐れる理由のひとつは、自分自身と向き合わざるを得なくなり、自分の弱さ、不完全さをつきつけられるからだ。”

 

企業に長く勤めて役職の経験などもあると、ビジネスに関しては「知った」気になるし、「知らない」とは言い難くなりますが、確かにこれって、自分の弱さを見たくないという心理からかもしれません。挑戦に対して尻込みしてしまうのは、未来への恐れよりも、今を失う事の不安の方が大きいからかも。でも、反対から言えば、「知らないこと」だからこそ、失敗しても自分を許せるのでは。初めてやることなんだから、うまく行かなくても当たり前。むしろ、新しい経験を楽しめる。まさに。「知らないことこそ力になる!」のではないかなと。

よちよちと「知らない世界」を歩き出す楽しみ。それは随分と昔に誰もが味わった体験。シニア起業というのも、そんな気持ちで臨めればよいのかもしれません。

 

あ、でも赤ちゃんの時には、周りに必ず手を差し伸べてくれる方がいたんだっけ。そうなると、親のような存在を探しておくことも大事なのかなぁ…。世の中「知らないこと」だらけです(^^;)

 

信頼を築くには時間を使えば足りるのか?

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Day 1Y+69

本日、『ソーシャルビジネスグランプリ2016』というイベントで、元サッカー前日本代表監督の岡田武史さんのお話をお聴きする機会がありました。

ソーシャルビジネスグランプリ2016|起業家・起業家を育成するビジネススクール 社会起業大学

現在は四国サッカーリーグFC今治のオーナーであり、サッカー(スポーツ)を通じての地方創生の形を具現化されています。…まぁ、ともかく改めて凄い方だなぁと感服しつつ、シニア零細起業家が参考になるというのもおこがましいのですが、印象に残ったフレーズの一つがこちら。

 

「夢を語っているだけでは足りなくて、必死にリスクをとって取り組んでいることで、人はついてくる」

 

起業して間もない頃、先輩起業家(会社を早期退職して独立起業された方)から、

「一年目はお金を貯めるのではなく信頼を貯めるんだよ!」

とアドバイスいただいたことがありました。なるほどと思いましたが、では具体的にどうやって信頼を貯める(築く)のかは、皆目見当もつかず。とりあえず、

「会社辞めたんだって? 時間あるだろうからちょっと手伝ってよ」

みたいなお話に、先ずは応えようとしました。信頼を得るには、真面目にこつこつと取り組んで実績を積んでいくしかないと思ったからです。これはこれで間違いではなかったと。ただ、このやり方、まさに時間はかかるし、意外に大した信頼も築けないことに気が付きました。なぜなら「お手伝い」でいる限り、いつまでも「困った時には連絡するね」の関係なんですよね。

 

こちらの本気と相手の本気が交わることが無い限り、本当の信頼関係などというものは築けないのだと思います。岡田さんのお話にあった「リスクを取る」という姿を見せることは、「あ、こいつ本気だ!」と思わせる最良の証なんでしょう。ここに、実はあまり時間はかからないのかもしません。気づく人は、一発で気づくでしょうから。

 

志を持って実際にアクションすること。人に誇れる実績のない自分には、こつこつとでも、自分発の本気の取り組みを継続していくことが一番なんだろうなと思いました。・・・そうなると、やっぱり時間はかかります・・・よね(汗)

 

 

 

 

健康維持は経営の基本…ですよね、やはり

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Day 1Y+62

巷ではインフルエンザが大流行りのようです。

季節の変わり目で寒暖の差が激しいせいで身体に負担がかかるのか、周りでも体調不調の方が多いです。

 

シニア起業家にとっての健康管理は、まさに経営問題! 「弊社」も、起業後の最初の出張でいきなり体調不調となり、当初予定を繰り上げて帰ってくることになった時は、本当に申し訳ないやら情けないやら…。バックアップ体制が十分、あるいはまったく無い「零細企業」にとって、健康問題は信用問題に発展しかねない事業リスクということになります。大企業にいた時は、自分の健康がそこまでのリスクとは考えた事もありませんでした。毎年の健康診断も、仕事の忙しさを理由にむしろ先延ばしにしたりして、総務部門から怒られたものですが、今思えば、本末転倒だったのかもしれません。

 

起業家の先輩方、特に自分より年齢の高い層の方々を見ていると、なるほど、しっかりと健康に気を配っている方が多いです。週末の運動を欠かさないといった方や、食事に気を使っている方など、明らかにそれと分かる方もいますし、お酒の席で何気にノンアルコールを合間に飲まれているとか、電車に乗っても座らないとか、日常の中でのちょっとした点で気を使われている方もいらっしゃいます。無理せず、長続きする、そんな自分のスタイルをお持ちなんだと感心します。

 

ということで、私も見習うことに!

私のスタイルは「見た目」からのミーハーですから、早速に、ランニングシューズを購入してきました。そうです、投資しちゃったんで、回収するよう頑張るしかないんです。え? これを無理と言うのではないかと? 確かにそんな気も…(爆)

社会課題をテクノロジー(科学の視点)で考え直す!

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Day 1Y+52

勇ましいタイトルをつけてしまいました(^^;)

実は、先日1月31日に放映された「NHKスペシャル」を録画で見ての感想なんです。 

*番組の詳細はこちらから

NHKスペシャル ママたちが非常事態!? ~最新科学で迫るニッポンの子育て~

 

社会課題を扱うTV番組って、「有識者」と言われる方々やコメンテーターなる方々のお話+関係者のインタビュー(あるいはルポ)、といった構成で作られているケースが多いと思うのですが、今回は「科学的にはこんな見方ができますよね~」という話だったので、とても新鮮でしたし、なるほど感が半端なかったです。

 

社会の何らかのトピックスに関して、是か非かの「あるべき論」とか「理想論」が色々と出され、「さぁ、あなたはどっちが正しいと思いますか!」的に突っ込まれると、どうしても「当事者」でない限りは腰が引けちゃうのではないのかと。倫理観とか社会通念に照らして、正論は何かといったアプローチだけで取り組もうとすると、関係者は熱くなり、そうでない方は冷めちゃうのが通例。その点、テクノロジー(科学の視点)でポンと見せてくれると、単純に「知的好奇心」が満たされるということもあって、急に「自分事」に置き換わるもんだなぁと、番組を見て思いました。

 

「一人で養育するように人間は進化の過程で作られていない」「夜泣きは胎児が母体を守るための名残り」「パートナーに厳しくあたるのはオキシトシンという愛情と攻撃性両面にかかわるホルモンのせい」…

これ、「どっちが正しいアプローチ」とは全く異なる「社会課題」に対する視点ですよね。

 

ということで、社会課題で頭がヒートアップした時には、果たしてこれは科学的には何か理由があるのか? なんて考えてみようかなと思った次第です。

え? 似非科学を怪しくふりかざしそうですと? …うーん、十分にその危険性もあるかも(^^;)

 

PS 早速ですが、番組で言っていた「人間の脳が時間をかけて発達するのは、環境変化に柔軟に対応できるようになるため」というフレーズがメッチャ心に響いたのですが、これって本当かなぁ?

 

「ビジネスの基本は全部、趣味から学べた!」…というタイトルにて映画鑑賞?

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Day 1Y+48

弊社のモットー、目標は「ビジネスパーソンの学びを開発する!」なんですが、これには、

 ・生涯にわたり学習することで豊かな生活が送れる

 ・学びの面白さを知っていることがビジネス創造の基本

 ・学び合うことはコミュニケーションの促進剤

 ・未知の領域への学びの欲求がわくわくしたチャレンジにつながる

といったような意味合いを込めています。

自分が楽しいと思える時間の中で、色々なことが学べるよう自分なりのスタイルを身につけたら、絶対良いと思うんですよね。「歳を重ねるごとに学びは深く面白くなる」と言った方もいらっしゃいました。私も全く同感です。

 

ということで、前ふりが長くなりました。

実はこの、なんでも学びにしちゃえを、私は映画鑑賞にも結構使ってます。

 

『ザ・ウォーク THE WALK』を見てきました。3Dの迫力が凄いとも聞いていたのですが、3D酔いしやすい性質なので、2Dにしときましたが。(高所恐怖症ではありませんw)

ザ・ウォーク - 作品 - Yahoo!映画

で、こちらの映画から学んだビジネスの基本は、

 「準備が大事」

 「素人判断は命に関わる」

 「夢の実現は100%の満足を得るものではない」

なんてあたりです。最後のシーンで、「なるほどね~」と思ったことはネタバレ?になりそうなのでここでの記述は避けておきますが、こちらも良い学びになりました。

 

ということで、実は、趣味と呼ばれるところ、言い方をを変えると、熱中している事から自分にしっくりする学びが本当にありますというお話。別に映画に限らず、好きな日常の時間からもなんですよね。例えば、ファミレスでの隣の会話から素敵な気づきがあることもありますし…え? それじゃぁピーピング・トムか(爆)