オーケストラの音合わせに学んだこと
Day 1Y+272
今日は娘の高校の文化祭。部活の管弦楽部のコンサートにいそいそと行ってきました♪
オーケストラの演奏会で必ず出くわすのが音合わせのシーン。音符も読めなければ勿論楽器も弾けない音楽素人の私にすら鳥肌の立つような一瞬です。これから奏でようとする素晴らしいハーモニーに向けて、全員でチューニングするこの時間が、チームをまとめるんだなぁと実感。それぞれの楽器の音色や旋律も全く別々なのに、一つの楽曲にしていくためには絶対外せないプロセスなんですね、きっと。
で、後付で調べたところによると、最初に音を出す(他の楽器が合わせる)のはオーボエだそうです。うん? コンマスのバイオリンとかじゃないの?
これには理由があるらしくて…一番大きい音が出る? 基本の音として安定している? 実は偉い人が好んでこの楽器を弾く?…どれも不正解だそうで、その場で「調律」できない楽器だからだそうです。つまり、他の楽器に合わせにくいからが理由。これって凄くないですか?
チームマネジメントの鉄則って「For The Team」というのが常識じゃないですか。自分のことを少し犠牲にしても、皆がチームのために尽くす。勿論、リーダー(オーケストラなら指揮者かなぁ)が強力に引っ張るというチームもあるわけですが、リーダーでもなんでもない(失礼!)「私は合わせるのが苦手なんで、皆さんの方から私に合わせてくださいね」という方に合わせちゃうのが定番とは。
でも、さらに色々考えると、何と理にかなったことかなと。それぞれの特徴を皆が理解した上で、演奏と言う目標に向けて、「苦手な部分も特徴なんだからそこだけ合わせちゃえばいいじゃん」ってことなんじゃないかと。バリアフリーとかユニバーサルデザインよりも進んでいるような気がします。
とまぁ七面倒くさい(と言うか屁理屈的)コメントはさておき、若人のさわやかなメロディに心洗われた時間となりました。そうです、考える前に聴いて楽しめですね(^^)/