プレッシャーを「美味しい」に変えるリフレーミング
正月の風物詩、箱根駅伝
にわか「解説者」や「ファン」、あるいは年に一度だけ母校愛が目覚める人などが急増のこの時期…当然私もそのうちの一人です(^^;)
体育会系の弱いイメージの強い母校が4連覇となると、そりゃぁもう自分から話題にしますよね~。
今回は往路で36秒の差がついての2位。東洋大学の盤石の走りを見ると、これは復路でもやられてしまうかもの不安が。抜けそうなタイム差というのことで逆に力が入って、本来の走りが出せずに沈んでしまう…って、結構ありそうなシナリオじゃないですか。
しかして結果は、6区(山下り)小野田君が1位を奪取して、以降は危なげなく繋いでゴール!
その小野田君の後日のコメントに驚きました。
「36秒差。これは美味しいなぁって思いました」
つまり、1位に踊りでる機会が自分に回ってきたとことを嬉しがっていたということですよね。「結果がでてからのコメントだから、どうとでも言えるよ」と、凡人はやっかんだりしそうですが、かなりの確率で本気でそう考えていたのではと。少なくとも、プレッシャーに対して、そのようなイメージで対抗していたのでは。
これ、「リフレーミング」の技術ですよね。ポジティブシンキングとは似て非なるような気もします。
「負けたらどうしよう」でも「自分は抜けるはずだ」でもなく、36秒差という事実に対して、「(抜いたら)美味しいよね」という、チャレンジを楽しもうという姿勢。仮に結果が出なかったとしても、これなら次のチャレンジに対しても脅えることなさそうです。
よくある「結果にコミットメントしろ!」は、結果に向けて動き始めている人には、百害あって一利なしの叱咤激励かもしれませんね。
ということで、今年は自分の「結果」にはこだわらないことにします…って、これは単なる”ネガティブシンキング”か(^^;)