社会課題をテクノロジー(科学の視点)で考え直す!
Day 1Y+52
勇ましいタイトルをつけてしまいました(^^;)
実は、先日1月31日に放映された「NHKスペシャル」を録画で見ての感想なんです。
*番組の詳細はこちらから
NHKスペシャル ママたちが非常事態!? ~最新科学で迫るニッポンの子育て~
社会課題を扱うTV番組って、「有識者」と言われる方々やコメンテーターなる方々のお話+関係者のインタビュー(あるいはルポ)、といった構成で作られているケースが多いと思うのですが、今回は「科学的にはこんな見方ができますよね~」という話だったので、とても新鮮でしたし、なるほど感が半端なかったです。
社会の何らかのトピックスに関して、是か非かの「あるべき論」とか「理想論」が色々と出され、「さぁ、あなたはどっちが正しいと思いますか!」的に突っ込まれると、どうしても「当事者」でない限りは腰が引けちゃうのではないのかと。倫理観とか社会通念に照らして、正論は何かといったアプローチだけで取り組もうとすると、関係者は熱くなり、そうでない方は冷めちゃうのが通例。その点、テクノロジー(科学の視点)でポンと見せてくれると、単純に「知的好奇心」が満たされるということもあって、急に「自分事」に置き換わるもんだなぁと、番組を見て思いました。
「一人で養育するように人間は進化の過程で作られていない」「夜泣きは胎児が母体を守るための名残り」「パートナーに厳しくあたるのはオキシトシンという愛情と攻撃性両面にかかわるホルモンのせい」…
これ、「どっちが正しいアプローチ」とは全く異なる「社会課題」に対する視点ですよね。
ということで、社会課題で頭がヒートアップした時には、果たしてこれは科学的には何か理由があるのか? なんて考えてみようかなと思った次第です。
え? 似非科学を怪しくふりかざしそうですと? …うーん、十分にその危険性もあるかも(^^;)
PS 早速ですが、番組で言っていた「人間の脳が時間をかけて発達するのは、環境変化に柔軟に対応できるようになるため」というフレーズがメッチャ心に響いたのですが、これって本当かなぁ?